抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「ゆいこがね」は,2005年に岩手県農業研究センター県北農業研究所において,二戸市から収集された「仁左平在来」を母とし,大槌町から収集された「大槌 10」を父として人工交雑を行い,その後代から選抜育成された品種である。母本「仁左平在来」の黄色い胚乳色と大粒性,父本「大槌 10」の糯性を併せ持つ品種である。消費者・実需者に好まれる外観形質をもつことから,岩手県としては43年ぶり,5番目のアワ奨励品種に採用された。「ゆいこがね」の収量性は「大槌 10」並で現行の在来系統「平」を30%程度上回るうえ,その胚乳色は「平」や県保有の黄色い糯アワ遺伝資源よりも鮮やかで濃い黄色である。その鮮やかで濃い黄色の粒色が,新たな雑穀関連商品の開発・利用による糯性アワの生産・需要拡大に利用できる多収品種として品種登録の申請を行った。(著者抄録)