抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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リアクタンスの周波数微分値が負の値をもつ負性キャパシタンスや負性インダクタンスは,Fosterのリアクタンス理論に反することからNon-Foster素子と呼ばれている。このようなNon-Foster素子を実現する方法として,本稿ではオペアンプを用いたNegative Impedance Converter(NIC)回路に注目し,再現性が高く,汎用性のあるNIC回路の実現を目指して3種類のオペアンプ回路を検討した。その結果,1)負性抵抗を実現できることで知られる既知の回路(教科書モデル)ではバイアス電圧が正しく与えられないために負性キャパシタンスを実現できないこと,2)バイアス用バイパス回路を実装するNIC回路では得られる負性キャパシタンスに強い周波数依存性がみられること,3)NIC入力部に補正抵抗を並列に挿入することで2)の周波数依存性を排除できることがわかった。(著者抄録)