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J-GLOBAL ID:201502220045778118   整理番号:15A0981099

マイクロ波加熱によるジルコニア閉気孔多孔体の作製

著者 (8件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 422-426  発行年: 2015年09月01日 
JST資料番号: F0515A  ISSN: 0039-8993  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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PやCaを含んだイットリア部分安定化ジルコニアボールを用い,内部に細かい閉気孔を作製することができる。これは,高温でのジルコニアの超塑性現象とP-O系ガス種のガス圧上昇によるものだが,今回,電気炉に替えてマイクロ波を使用して多孔質閉気孔体の作製を試みた結果と,その場合の閉気孔の形成機構について概説した。まず,マイクロ波照射による自己発熱について,エネルギー損失の式を示して説明し,マイクロ波発生装置の外観を図で説明した。また,使用したジルコニアボールの化学組成を示し,加熱後の性状についてSEM写真を示して説明して,閉気孔形成について熱力学的に考察した。ジルコニアボールの体積は約25%増加し,ボール同士は強固に接着しており,ボールの内部に生成した閉気孔は球形であった。マイクロ波加熱により一般の電気炉に比べて1/10のエネルギーで閉気孔多孔体を作製できた。マイクロ波加熱はセラミックスの焼成などの省エネルギー化に貢献するが,適用できる物質が限られているのが大きな課題である。
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分類 (1件):
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セラミック・陶磁器の製造 
引用文献 (20件):
  • 大司達樹,"セラミックス多孔体の進展,"セラミックス,45[10] 784-795 (2010).
  • 佐々木詩織,松山暁菜,田中洋介,"高エネルギー高効率焼成炉用高断熱性耐火物の開発,"耐火物,67[5] 249-251 (2015).
  • S. Hashimoto, S. Horita, Y. Ito, H. Hirano, S. Honda, Y. Iwamoto, "Synthesis and Mechanical Properties of Porous Alumina from Anisotropic Alumina Particles," J. Eur. Ceram. Soc., 30, 635-639 (2010).
  • 橋本 忍,平野博郁,"アルミナ高機能断熱骨材の開発研究,"耐火物,65 [6] 242248 (2013).
  • 橋本 忍,岩本雄二,"アルミナ系多孔質耐火物骨材の作製と評価,"セラミックデータブック,41 [95] 137-139 (2013/14).
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