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J-GLOBAL ID：201502220156118770   整理番号：15A0994944

超並列アーキテクチャ上での3D拡散放射輸送のための新しいレイトレーシングスキーム

A new ray-tracing scheme for 3D diffuse radiation transfer on highly parallel architectures

著者 (5件)： TANAKA Satoshi (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  YOSHIKAWA Kohji (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  OKAMOTO Takashi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  HASEGAWA Kenji (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  HASEGAWA Kenji (Nagoya Univ., Aichi, JPN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 67  号： 4  ページ： 62.1-62.16  発行年： 2015年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 三次元メッシュグリッド上の拡散放射輸送を解くための新しい数値計算スキームを提案した。同スキームは最近人気のあるGPUやマルチコアあるいはメニィコアアーキテクチャのCPUのような超並列アーキテクチャのプロセッサ上で効率的である。このスキームはレイトレーシング法に基づいており,計算コストは,N_mをメッシュグリッドの数として,N_m^5/3に比例し,光線を適切にグルーピングして完全に平行な各光線に沿った放射輸送を計算するよう構築されている。著者らのスキームのパフォーマンスが,採用されたCPUコアとGPUの数によく比例すること,また著者らのスキームはmultiple wave frontスキームを採用することによってひとつのマルチノードシステム上で申し分なく並列化されること,パフォーマンスは計算資源の量によく比例することを見出した。著者らのスキームを立証しレイトレーシングスキームの角度分解能に対する物理的な基準を与えるための数値的なテストとして,放射源をイオン化することによる中性水素ガスの光イオン化の数値シミュレーションを,on-the-spot近似せずにいくつか実行した。そこでは放射再結合による拡散放射輸送は自己無矛盾に組み込まれている。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *超並列処理 ,  計算機アーキテクチャ ,  放射伝達 ,  輸送現象 ,  レンダリング ,  数値計算 ,  三次元 ,  光イオン化 ,  気体 ,  水素
準シソーラス用語： *レイトレーシング法 ,  *拡散放射輸送 ,  水素ガス ,  数値計算法 ,  *放射輸送

分類 (1件)： 宇宙論  (DB07000D)

引用文献 (40件)：

• Abel, T., Anninos, P., Zhang, Y., & Norman, M. L. 1997, New Astron., 2, 181
• Abel, T., Norman, M. L., & Madau, P. 1999, ApJ, 523, 66
• Anninos, P., Zhang, Y., Abel, T., & Norman, M. L. 1997, New Astron., 2, 209
• Cen, R. 1992, ApJS, 78, 341
• Ciardi, B., Ferrara, A., Marri, S., & Raimondo, G. 2001, MNRAS, 324, 381

タイトルに関連する用語 (4件)： 並列アーキテクチャ ,  3D ,  拡散放射 ,  輸送