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J-GLOBAL ID:201502220163070870   整理番号:15A0755840

サイズ制御ナノキャリアを用いる血管系を経由するリンパ節転移の全身的ターゲッティング

Systemic Targeting of Lymph Node Metastasis through the Blood Vascular System by Using Size-Controlled Nanocarriers
著者 (17件):
資料名:
巻:号:ページ: 4957-4967  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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リンパ節に転移した腫瘍は,さらに他の臓器へと転移し,癌再発の危険性を高め,患者の予後と生活の質を低下させる。ナノキャリアを用いる標的薬物送達は全身的に投与されて転移性疾患を制御できる可能性があり,一方,ナノキャリアーを局所的に注入することによってリンパ節転移を治療する方法も研究されているが,その効果はまだ制限されている。本研究では,プラチナ系抗癌剤を取り込んだ50nm以下の高分子ミセルを黒色腫を担癌したマウスに全身投与すると,ミセルは腫瘍細胞に集中し結果としてリンパ節に集積する(=リンパ節を標的にする)ことが判明し,その上,原発腫瘍を除去した後でも同様であり,転移の進展を制御することを明らかにした。これらのミセルと,ミセルの直径が80nmないしは70nmの,臨床で用いられるドキソルビシン担持リポソーム(ドキシル)を比較することによって,リンパ節転移に対するナノキャリアの標的効率はそれらのサイズ制御性に依存して血管系から転移部へ溢出して転移腫瘤に侵入することがわかった。これらの発見は,50nm以下のポリマーミセルのリンパ節転移に対する効果的な保存的治療の可能性を示唆する。
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分類 (3件):
分類
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腫ようの実験的治療  ,  ミセル  ,  生物薬剤学(基礎) 
物質索引 (1件):
物質索引
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