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J-GLOBAL ID：201502220358603238   整理番号：15A0864141

観光とごみ 屋久島のエコツーリズムとごみ

著者 (1件)： 市川聡 (屋久島野外活動総合センター)
資料名： 廃棄物資源循環学会誌  (Material Cycles and Waste Management Research)
巻： 26  号： 3  ページ： 183-190  発行年： 2015年05月30日 
JST資料番号： L1595A  ISSN： 1883-5864  CODEN： HSJGBV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋久島については,世界遺産に登録されてから観光客が押し寄せてごみだらけになったとの報道がしばしばなされてきたが,その実態はむしろ逆で,山のごみはなくなりきれいな状態が保たれている。これは世界遺産登録で住民意識,観光客意識が高まったことに加え,エコツアーガイドが常時山にいることで,日常的に清掃がなされることによる。一方登山者の増加に伴う山小屋のし尿処理については,全額募金で賄おうとしたが,思うように募金が集まらず処理に行き詰っている。このため新たな入山協力金の導入を決めているが,実際には山小屋のトイレを使用しない大部分の登山者に,負担を押し付けるミスマッチが生じるおそれがあり,むしろ広く薄く,屋久島に来るすべての観光客に屋久島の世界遺産保全全般のための協力を求め,そこから山岳部のし尿処理も対応すべきと考える。(著者抄録)

シソーラス用語： *観光地区 ,  島 ,  自然保護 ,  遺跡 ,  スギ ,  観光 ,  環境保全 ,  *屎尿処理 ,  *ごみ
準シソーラス用語： エコツアー ,  屋久島 ,  世界自然遺産

分類 (2件)： 観光,レクリエーション  (RD04030J) ,  ごみ処理  (SC05030O)

引用文献 (2件)：

• 市川聡:世界遺産登録後の屋久島の課題とエコツーリズムの現状,地球環境,第13巻,第1号,pp.61-70(2008)
• 松本毅:屋久島エコツーリズム20年,YNAC通信,第30号,pp.1-4(2013)

タイトルに関連する用語 (4件)： 観光 ,  ごみ ,  屋久島 ,  エコツーリズム