文献

J-GLOBAL ID：201502220831602457   整理番号：15A1382790

多重ボラン中心をもつルテニウム(II)錯体からのかなり強い発光

Remarkably Intense Emission from Ruthenium(II) Complexes with Multiple Borane Centers

著者 (5件)： NAKAGAWA Atsushi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SAKUDA Eri (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SAKUDA Eri (Nagasaki Univ., Nagasaki, JPN) ,  ITO Akitaka (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  KITAMURA Noboru (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 54  号： 21  ページ： 10287-10295  発行年： 2015年11月02日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： [Ru(B₂bpy)_n(bpy)_3-n]²⁺(B2n)および[Ru(Bbpy)_n(bpy)_3-n]²⁺(B1n)を合成した(B₂bpy=4,4′-ビス(DBDE)-bpy,Bbpy=4-DBDE-bpy;DBDE=(ジメシチル)ボリルデュリルエチニル)。錯体の電気化学,スペクトロスコピー,および光物理的性質におよぼすアリールボランの影響を調べた。励起状態では,アリール基のπ軌道とホウ素原子の空のp軌道との間の分子内電荷移動はMLCT遷移と相互作用する。MLCTバンドのモル吸光係数はnの増加とともに増大し,B23では非常に強い吸収ε=5.6×10⁴M^-1cm^-1(488nm)であった。さらに,B23の発光量子収率は0.43であった。

シソーラス用語： *ルテニウム錯体 ,  ボラン誘導体 ,  多重化 ,  発光 ,  化学合成 ,  電気化学 ,  スペクトロスコピー ,  物理的性質 ,  励起状態 ,  π軌道 ,  電荷移動 ,  分子内相互作用 ,  MLCT遷移 ,  吸収係数 ,  量子収量 ,  吸収スペクトル ,  *可視発光スペクトル ,  酸化還元反応 ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： モル吸光係数 ,  レドックス挙動 ,  光物理的性質 ,  多重 ,  量子収率

分類 (2件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  錯体のルミネセンス  (BM08095R)

物質索引 (3件)： 2,2′-ビピリジン ,  4,4′-ビス[4-(ジメシチルボリル)-2,3,5,6-テトラメチルフェニルエチニル]-2,2′-ビピリジン ,  4-[4-(ジメシチルボリル)-2,3,5,6-テトラメチルフェニルエチニル]-2,2′-ビピリジン

タイトルに関連する用語 (4件)： 多重 ,  ボラン ,  ルテニウム ,  錯体