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J-GLOBAL ID:201502220972117242   整理番号:15A0975669

γ-シクロデキストリン併用による抗糖尿病性α-リポ酸の異性体の影響

Isomeric effects of anti-diabetic α-lipoic acid with γ-cyclodextrin
著者 (11件):
資料名:
巻: 136  ページ: 73-78  発行年: 2015年09月01日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:以前の研究ではα-リポ酸(αLA)の異性体すなわち,ラセミ体のαLA,R-αLAあるいはS-αLAの抗糖尿病作用を報告した。以前,著者らはαLAが食品添加物として投与された際の抗糖尿病作用を検討したが,個々の異性体で違いは示せなかった。本試験では,安定化のためαLAの異性体がγ-シクロデキストリン(γ-CD)と複合体を形成した。そこで著者らはαLAのラセミ体,R体,S体とγCDs複合体の抗糖尿病作用をKKAyマウスにより調べた。主な方法:雄性2型糖尿病KKAyマウスが5つのグループに分けられ,高脂肪食(HFD),HFDにγCDを加えた餌,あるいはHFDにラセミ体のαLA/γCDs,R体のαLA/γCDs,S体のαLA/γCDsを加えた餌を4週間与えた。混餌投与期間後,HbA1cとアジポネクチンレベルが測定され,脂肪組織中PPARγ2mRNA発現レベルがRT-PCR法にて評価され,肝臓中AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)のリン酸化レベルがウェスタンブロット法にて評価された。結果:ラセミ体のαLA,R体のαLA,S体のαLA/γCDsといったαLAの異性体化合物の抗糖尿病作用が雄2q型糖尿病KKAyマウスモデルによって調べられた。HbA1cと血漿アジポネクチンの有意な差違がR体のαLA/γCDが投与されたマウスと対照群のマウスとの間でみられた。PPARγ2mRNA発現レベルがラセミ体αLA/γCDとR体αLA/γCD群のマウスで僅かに高かった。さらに,AMPKリン酸化レベルがラセミ体αLA/γCDとR体αLA/γCD群で高かったが,S体αLA/γCD群のマウスでは変化がないままであった。結論:上記結果は立体異性がラセミ体のαLA,R体のαLA,S体のαLA/γCDsの抗糖尿病作用の相違に関連することを示唆した。さらに,αLA/γCDの抗糖尿病作用のメカニズムは肝臓AMPKの活性化に起因しているかもしれない。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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代謝異常・栄養性疾患の治療  ,  糖質代謝作用薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (5件):
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