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J-GLOBAL ID:201502221115578800   整理番号:15A0522951

ヒトのアディポネクチン受容体の結晶構造

Crystal structures of the human adiponectin receptors
著者 (37件):
資料名:
巻: 520  号: 7547  ページ: 312-316  発行年: 2015年04月16日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アディポネクチンは,その受容体AdipoR1とApidoR2を介し,5′AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)やペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)をそれぞれ活性化することによって,重要な抗糖尿病分子として作用して,健康長寿に寄与している。AdipoR1とAdipoR2は,Gタンパク質共役受容体とは逆のトポロジーで7本の膜貫通ヘリックスを含むと予想されていた。今回我々は,ヒトのAdipoR1とAdipoR2について,それぞれ2.9Åと2.4Å分解能での結晶構造を報告する。これらは新しいクラスの受容体構造に当たる。膜を貫通している7本のヘリックスのコンホメーションは,Gタンパク質共役受容体のものとは異なっていて,大きな空洞を取り囲んでおり,空洞内で3つの保存されたヒスチジン残基が亜鉛イオンを配位している。亜鉛結合部位の構造は,アディポネクチンによるAMPKのリン酸化やUCP2の遺伝子発現の増加に関与している可能性がある。アディポネクチンは,受容体のカルボキシ末端尾部ではなく,受容体の細胞外表面と広く相互作用していると考えられる。今回得られた構造情報により,構造機能相関解析がさらに進み,2型糖尿病のような肥満に関連した疾患の治療のためのAdipoRアゴニストの開発と最適化が加速されるだろう。Copyright Nature Publishing Group 2015
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分類 (3件):
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分子構造  ,  細胞膜の受容体  ,  薬物の構造活性相関 
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