抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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衛星リモートセンシング観測では,主に光学センサーとマイクロ波センサーが利用されるが,それぞれ,次世代の沿岸モデルの結果の精度検証に用いたり,沖側の境界条件を与えたりすることに用いられる。陸域リモートセンシングである短波海洋レーダが設置されている湾や海峡では,十分な時空間分解能で海面流速が計測できるので,沿岸モデルを駆動する入力データとして利用できる。ただし,日本ではそういった海域はまだ限定的である。現在,JAXAの新型海面高度計衛星COMPIRAなど次世代型のセンサーが開発されており,将来的に沿岸モデルの入力として利用できそうな高分解能で広域の衛星観測が期待できる。ただし,高分解能のデータには非地衡流成分などが顕著に含まれるため,次世代沿岸モデルでも,こうした成分を陽に扱う方程式系を解く必要がある。(著者抄録)