抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉄道車両がレール継目部などのレール不連続部を通過する場合,車輪,レールは衝撃的な振動音を発生する。この衝撃音を低減する有効な方法としてロングレール化が行われているが,踏切や分岐器まわりなどではロングレール化を行うことができず,依然として継目部がある状態である。本研究では,レール継目部での衝撃音の発生メカニズムを実車試験および理論モデル等から考察した。その結果,明らかになったことを整理すると次の通りである。1)実車試験の結果から,車輪,レールの振動の速度特性はV
3程度であった。レール振動は段上がり走行時の結果が大きい傾向を示したが,車輪振動の大きさは走行方向に依らずほぼ同等であった。2)測定結果を元に衝撃音の予測モデルを構築し,実測結果との整合性を確認した。また衝撃音の音源別の寄与度ではまくらぎ放射音は630Hz以下の周波数域において支配的であり,2000Hz以上では車輪放射音は全体音に対して大きな寄与を示した。