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J-GLOBAL ID：201502223967354609   整理番号：15A0659796

電解晶析法による下水からのリン,カリウムおよび水素の同時回収

著者 (1件)： 田中恒夫 (前橋工科大 工)
資料名： 再生と利用  (下水汚泥資源利用協議会誌)
巻： 39  号： 147  ページ： 76-83  発行年： 2015年04月30日 
JST資料番号： L7115A  ISSN： 0387-0332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下水処理過程において晶析法と電解を組み合わせることにより,アルカリ剤や種晶などを添加せずに排水中の栄養塩類を純度の高い結晶性物質として回収できることを示した。そして実験的にそれらの収量を求めた。この方法では同時に水素ガスを発生させるので回収すれば電解に要するエネルギーを自前で供給できるので,さらなる効率化が必要ではあるが,下水道を軸とする実現性と継続性の高い日本独自の循環システムができる可能性がある。そうすれば輸入にほぼ100%頼っている化学肥料を下水道からの回収で供給できることになる。

シソーラス用語： *下水処理 ,  カリウム ,  *有用物質回収 ,  *水素 ,  晶析装置 ,  電解 ,  薬物 ,  循環処理 ,  化学肥料
準シソーラス用語： アルカリ剤 ,  リン回収 ,  *電解晶析法

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  肥料一般  (FB05010C)

引用文献 (7件)：

• Abelson, P. H.: A potential phosphate crisis, Science, Vol. 283, p.2015, 1999.
• Gilbert, N. : The disappearing nutrient, Nature, Vol.461/8, pp.716-718, 2009.
• 村山勝男:排水中のリン除去とリサイクリング、資源環境対策、Vol.28, No.12, pp.1099-1106,1992.
• 田中恒夫、小池範幸、佐藤孝志、新井忠男、平靖之:電解法による畜産排水からのリン酸塩の回収、水環境学会誌、Vol.32, No.2, pp.79-85, 2009.
• Tanaka, T. and Takahashi, A. : Simultaneous Recovery of Phosphate and Potassium from Wastewater by Electrolysis Method, 4th IWA-ASPIRE Conference and Exhibition, Japan, sr119H00608DIS, pp.1-8, 2011.

タイトルに関連する用語 (6件)： 電解 ,  晶析法 ,  下水 ,  リン ,  カリウム ,  水素