文献

J-GLOBAL ID：201502224459091852   整理番号：15A0672007

ナノ多孔性単一層グラフェンを用いる水の脱塩

Water desalination using nanoporous single-layer graphene

著者 (8件)： SURWADE Sumedh P. (Oak Ridge National Lab., Tennessee, USA) ,  SMIRNOV Sergei N. (New Mexico State Univ., New Mexico, USA) ,  VLASSIOUK Ivan V. (Oak Ridge National Lab., Tennessee, USA) ,  UNOCIC Raymond R. (Oak Ridge National Lab., Tennessee, USA) ,  VEITH Gabriel M. (Oak Ridge National Lab., Tennessee, USA) ,  DAI Sheng (Oak Ridge National Lab., Tennessee, USA) ,  DAI Sheng (Univ. Tennessee, Tennessee, USA) ,  MAHURIN Shannon M. (Oak Ridge National Lab., Tennessee, USA)
資料名： Nature Nanotechnology  (Nature Nanotechnology)
巻： 10  号： 5  ページ： 459-464  発行年： 2015年05月 
JST資料番号： W2059A  ISSN： 1748-3387  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シリコンウエハ上に作製した,ナノ細孔(0.5~1nm)をもつグラフェン単分子層膜を用いる水からの脱塩(LiCl,NaCl,KCl)について調べた。単分子層は塩分を全く透過させないが,水を急速に透過させること,重力などに起因する圧力差(17kPa)を利用すると水フラックスは最大で10⁶g/m²/s/atmに達すること,浸透圧による脱塩では水フラックスでは70g/m²/s/atmを超えないこと,孔密度が増加すると脱塩効率が急速に悪化することなどを明らかにした。化学蒸着で作製したグラフェン膜の酸素プラズマエッチングで作製した膜は,走査透過電子顕微鏡,走査型電子顕微鏡およびRamanスペクトルでキャラクタライズした。この技法の実用化にはまだ多くの課題があることについて言及した。

シソーラス用語： *脱塩 ,  *グラフェン ,  密度依存性 ,  物質流束 ,  浸透圧 ,  プラズマエッチング ,  酸素 ,  可能性 ,  化学蒸着 ,  ウエハ【IC】 ,  塩化リチウム ,  塩化ナトリウム ,  塩化カリウム
準シソーラス用語： シリコンウエハ ,  *ナノ多孔性膜 ,  実用化可能性 ,  水フラックス ,  *単層グラフェン

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  各種物理的手法  (CC01030W)

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノ多孔性 ,  単一層 ,  グラフェン ,  水 ,  脱塩