抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿の目的は,主題「感性3.0」について述べた。その意図するところは,感性工学に関する「研究」,「教育」,「実務」の最新の動向概観し,感性工学が真に実態(solid body)のある学問として,今後発展するための方向を示した。(1)感性の歴史的な経緯と定義:日常的に使用している「感性」という語は,日本語に特有のもので外来語(時に英語)に対応する適当な語はないと認識している人々が多いことは,研究生活で度々遭遇したのは事実である。(2)パスカルにみるものの捉え方。(3)いま私たちが望んでいること:感性とは,何かを「いいな」と思う「気持」である。すなわち「感性」とは,何かの刺激を受けていいなと思う気持ちである。(4)感性をシステム的に捉える。(5)感性の現代的な捉え方。(6)感性を取りまく諸問題。(7)脱コモディティ化への完成の役割。(8)感性イノベーション。(9)推論のパターンとイノベーション。(10)感性3.0に向けて。(11)メタ工学と感性3.0。(12)むすび:今後の感性関連研究において,感性3.0の概要を紹介した。