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J-GLOBAL ID：201502228297603922   整理番号：15A0711213

ワイヤレス電力伝送の最大効率公式

著者 (1件)： 大平孝 (豊橋技科大 未来ビークルシティ研究セ)
資料名： 電子情報通信学会誌  (Journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers)
巻： 98  号： 6  ページ： 512-514  発行年： 2015年06月01日 
JST資料番号： F0019A  ISSN： 0913-5693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ワイヤレス電力伝送とは,空間的に離れた場所にある負荷へ無線で電力を送電する技術である。電界結合構造によるものと磁界結合構造によるものとを等価回路を示して解説した。高周波電源から結合器を介して負荷へ電力を届けるシステムの場合,最大電力伝送効率(η_max)を得るにはkQ(k:結合係数,Q:Q値)積を最大にすると共に,高周波電源と結合器間,および結合器と負荷間にそれぞれ入力整合回路,出力整合回路を挿入して2ポート同時整合を取る必要がある。結合器の構造や等価回路からη_maxを直接計算するのは複雑となるので,結合器を設計する際にはη_maxの代わりにkQ積を最大とするよう材料や形状を最適化する方法を示した。

シソーラス用語： 効率 ,  *電力供給 ,  *静電誘導 ,  Q値 ,  結合係数 ,  電磁結合 ,  *結合器 ,  等価回路 ,  整合器 ,  *電磁誘導 ,  送電容量 ,  最大値 ,  磁気結合 ,  電力結合器
準シソーラス用語： 最大送電容量 ,  *電界結合ワイヤレス給電 ,  *電力伝送効率

分類 (1件)： 送電  (NB05030G)

引用文献 (5件)：

• T.Ohira, "Seven different aspects on what role Q factor plays in resonators and oscillators (invited),″ IEEE MTT-S International Microwave Symposium, IMS2012, WMJ-2, pp. 44-63, Montreal, June2012.
• 大平 孝,"電圧電流で理解する最大効率とkQ積:スミスチャートもSパラメータも用いない明朗計算法(招待講演)." Microwave Workshop and Exhibition, MWE2014, no. WS05-03, Yokohama, Dec. 2014.
• H.T. Friis, "A note on a simple transmission formula," Proc. IRE, vol. 34, pp. 254-256, May 1946.
• C.E. Shannon, "Communication in the presence of noise," Proc. IRE, vol. 37, pp. 10-21, Jan. 1949.
• T. Ohira, "Maximum available efficiency formulation based on a black-box model of linear two-port power transfer systems," IEICE Electronics Express, vol. 11, no. 13, pp. 1-6, July 2014.

タイトルに関連する用語 (1件)： ワイヤレス電力伝送