抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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和歌山県北部に位置する和歌浦湾は,全国有数のマリンスポーツに適した地の利であり,セーリング競技がさかんである。セーリング競技では,これまでは競技者育成のために指導者の過去の経験に基づく主観的な指導方法がとられることが多いが,競技艇の速度など各種センサ情報による客観的データに基づく指導の取り組みもある。また,セーリング競技は陸上から数km離れた海上に設定されたレース海面において実施され,観戦者は陸上から観戦せざるを得ず,競技の状況を把握するのが難しい。そこで,これらの課題を解決し,セーリング競技振興のために,地域のNPO法人,民間企業,および,大学が連携して,(1)競技者の育成・強化のためにセンサデータなどの客観的データを活かす,(2)観戦者に競技艇の平面的位置関係を分かりやすく提示する,の2点を目標に研究開発に取り組み,セーリング競技の航跡情報基盤システムのプロトタイプシステムを構築した。本論文では,このプロトタイプシステムと国際・国内レースで試用した結果について報告する。(著者抄録)