抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本沿岸の海洋シミュレーションに向けて,水平解像度約2kmと現行システム海洋モデルの約10kmに比べておよそ5倍の高解像度化を行った新しい「日本沿岸海況監視予測システム」MRI.COM-JPNの開発を行っている。しかしながら,新システムは,現行システムに比べて数値モデル,データ同化手法とも格段に複雑であり,計算コストが大きく増大するため,領域を小さくし計算コストを低減した沿岸海洋モデルMRI.COM-Seto(瀬戸内海)を事前運用することで必要な知見を得ようとしている。本報告では,MRI.COM-Setoを用いて2009年1月から2011年12月までの海面水温場の季節発展と沿岸潮位の1日から数か月の変動を検証した結果と2000年5月から2001年5月までの海面水温場の季節発展の結果を示す。また,MRI.COM-JPNを用いた2012年台風第16号による山陰沿岸の高潮位偏差の事例実験の結果を紹介する。