抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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チタンの優れた特性を活用する上で他の材料との接合は重要な技術である。本研究においては,チタンとエンジニアリングプラスチックとの接合を考え,部品数の多くなる機械的結合を避けたレーザ直接接合を試みた。純チタンとポリエチレンテレフタレート(PET)の板を重ね,チタン側にファイバレーザを照射して接合を行なった。接合サンプルの接着強さを評価するために,せん断試験と熱衝撃試験を実施した。この結果,適性なレーザ照射条件を設定することにより,PET母材よりも高い接合強度が得られることを明らかにした。また,熱衝撃試験の結果は,一部の条件で熱衝撃を受ける前と同等の性能を得ることができることも見出した。