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J-GLOBAL ID:201502233493453860   整理番号:15A0587591

日本のコムギ品種における穀粒休眠の分子的および家系分析 クロモソーム3AのMOTHER OF FTおよびTFL1に焦点を当てて

Molecular and genealogical analysis of grain dormancy in Japanese wheat varieties, with specific focus on MOTHER OF FT AND TFL1 on chromosome 3A
著者 (8件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 103-109 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: Y0311B  ISSN: 1344-7610  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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コムギ(Triticum aestivum)の栽培品種である「Zenkoujikomugi」は,染色体3AのプロモータMOTHER OF FTおよびTFL1(MFT-3A)単一ヌクレオチド多型性(SNP)が遺伝子発現を増加させ,その結果激しく穀粒休眠する。筆者らはDNAマーカーを使い,「Zenkoujikomugi」-型(Zen-型)SNPを検出し,日本のコムギ栽培品種のMFT-3Aの遺伝子型を検証し,324品種のうち169品種がZen型SNPを持つことを確認した。日本の商業的栽培品種の中で,Zen-型SNPの出現頻度は南方系で顕著に高く,北方系では低い。MFT-3A遺伝子型と穀粒休眠の関係を調べるために,筆者らはコムギの成長期に発芽試験を行った。非Zen-型SNPを持つ品種に比べ,Zen型SNPを持つ品種がより高い穀粒休眠性を持つことを確認した。商業的な栽培品種の中で,「Iwainodaichi」(九州),「Junreikomugi」(近畿-中国-四国),「Kinuhime」(関東-東海),「Nebarigoshi」(東北-北陸),および「Kitamoe」(北海道)が,それぞれの地域の品種の中で最も高い穀粒休眠性を示し,「Kitamoe」以外はZen-型SNPを持つ。近年,東北地方から北陸地方でZen-型SNPを持つ品種が増えているが,北海道では増えていない。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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麦  ,  作物育種一般 

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