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J-GLOBAL ID：201502233676736615   整理番号：15A0645584

3つのタイプの配位を有する銀(I)β-カルボキシラートの脱炭酸と同時還元

Decarboxylation and simultaneous reduction of silver(i) β-ketocarboxylates with three types of coordinations

著者 (5件)： HATAMURA Mariko (The Inst. of Scientific and Industrial Res., Osaka Univ., 8-1 Mihogaoka, Ibaraki, Osaka 567-0047, Japan. ...) ,  YAMAGUCHI Shunro ,  TAKANE Shin-ya ,  CHEN Yu ,  SUGANUMA Katuaki
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 44  号： 19  ページ： 8993-9003  発行年： 2015年05月21日 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジエタノールアミンの存在下で硝酸銀とβ-ケトカルボン酸との反応により一連の銀(I)β-カルボキシラートを調製した。銀(I)β-カルボキシラートは狭い温度範囲で分解し,金属銀,CO₂及び対応するケトンを生成した。また,いくつかの銀(I)β-カルボキシラートの質量分析によってラジカル中間体から誘導された生成物を検出した。銀(I)β-カルボキシラートの赤外と固体¹³C-NMRスペクトルは,ステアリン酸銀(I)の構造にあるような二量体8員環構造に加えてカルボニル基を含む2つのタイプの構造を示唆した。使用した銀(I)β-カルボキシラートのモデル化合物はHCOCH₂COOAgであり,密度汎関数理論(DFT)と分子内原子(AIM)法を用いてその構造を決定した。Ag-O結合強度がかなり異なるAgイオン周囲に3つのタイプの配位を見出した。計算した構造と実験結果に基づいて構造と分解温度間の関係を熱分解プロセスの観点から議論した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *銀錯体 ,  *カルボン酸塩 ,  *脱炭酸反応 ,  *接触還元 ,  質量分析 ,  密度汎関数法 ,  炭素13NMR ,  脂肪酸
準シソーラス用語： AIM法

分類 (2件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  (CF03200E)

物質索引 (9件)： ステアリン酸 ,  3-オキソペンタン酸銀(I) ,  3-オキソヘキサン酸銀(I) ,  3-オキソ-4-メチルペンタン酸銀(I) ,  3-オキソ-4,4-ジメチルペンタン酸銀(I) ,  2-メチル-3-オキソブタン酸銀(I) ,  2-エチル-3-オキソブタン酸銀(I) ,  2-ブチル-3-オキソブタン酸銀(I) ,  2-ベンジル-3-オキソブタン酸銀(I)

タイトルに関連する用語 (5件)： タイプ ,  銀 ,  カルボキシラート ,  脱炭酸 ,  還元