抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カイコが繊維を作る方法を学び,低エネルギー型での高分子合成と繊維形成を実現できれば,地球温暖化の防止に繋がることをまず述べた。次いで,絹糸腺に関し,カイコ体内の絹糸腺(絹タンパク質を重合・貯蔵,家蚕絹糸腺写真と絹糸腺モデル図,フィブロインの合成機構),絹糸腺内の液体絹の流れについて説明した。また,液状絹からの繊維形成(家蚕前部絹糸腺内の液状絹の延伸写真),カイコの高速紡糸(液状絹の強伸度曲線の速度依存性とX線回折像),液晶紡糸(前部絹糸腺内の溶液を液晶状態にして粘度低下),ゲル-ゾル転移(イオン自動制御紡糸),小角X線散乱解析による絹フィブロインの粒子の変化と流動,紡糸管(複合自動制御紡糸・ゾーン延伸),紡糸管内の水(乾式・超多孔質紡糸),接着機構によるカイコの繭作り(カイコの繭作り・自力移動紡糸,紡糸の最初の1滴・セリシンは接着剤の役目,繭の形状・糸の再延伸,セリシンの効果・傾斜紡糸・相分離)等を説明した。