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J-GLOBAL ID：201502237728412495   整理番号：15A0749772

やや難溶の小分子を運ぶ一般的食品成分の自己組織化ナノ粒子

Self-Assembled Nanoparticle of Common Food Constituents That Carries a Sparingly Soluble Small Molecule

著者 (10件)： BHOPATKAR Deepak (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  FENG Tao (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  FENG Tao (Shanghai Inst. of Technol., Shanghai, CHN) ,  CHEN Feng (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  ZHANG Genyi (Jiangnan Univ., Jiansu, CHN) ,  CARIGNANO Marcelo (Qatar Environment and Energy Res. Inst., Doha, QAT) ,  PARK Sung Hyun (Northwestern Univ., Illinois, USA) ,  ZHUANG Haining (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  CAMPANELLA Osvaldo H. (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  HAMAKER Bruce R. (Purdue Univ., Indiana, USA)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 63  号： 17  ページ： 4312-4319  発行年： 2015年05月06日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アミロース,蛋白質および脂肪酸などの一般的な食品成分によって形成されるナノ粒子は,分散系においてやや難溶の小分子(1-ナフトール)を運搬することが知られている。このナノ粒子の動態について各種試験によって検討した。電位差滴定から,1-ナフトールがナノ粒子のアミロースヘリックスのルーメンに位置することが分かって,また熱量測定から,1-ナフトールの存在によって高い解離と再会合のエンタルピーを示すことも分かった。また分子動力学シミュレーションから,自己集合を起こし易く,1-ナフトール分子が脂肪酸の疎水基端部近くのアミロースルーメンのヘリックス部に存在することが判明した。以上,軟質ナノ粒子キャリアである1-ナフトールは,機能性食品や薬剤などのやや難溶の小分子を取り込んで運搬することを可能にしていることが明らかになった。

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  食品成分 ,  *不溶性 ,  *小分子 ,  解離 ,  会合 ,  機能性食品 ,  薬物 ,  自己集合 ,  キャリア ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 難溶性 ,  薬剤

分類 (1件)： 食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (1件)： 1-ナフトール

タイトルに関連する用語 (4件)： 小分子 ,  食品成分 ,  自己組織化 ,  ナノ粒子