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J-GLOBAL ID：201502238812554200   整理番号：15A0540652

セミソリッドプロセスの開発と応用の現状 半凝固加工のロールキャスティングへの応用

著者 (1件)： 羽賀俊雄 (大阪工大)
資料名： 素形材
巻： 56  号： 4  ページ： 24-28  発行年： 2015年04月20日 
JST資料番号： S0824A  ISSN： 0910-1985  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 双ロールキャスターは,溶湯から直接薄板が作製できるため,省工程,省エネルギーの利点がある。しかし,生産性が低い,偏析や巣が発生するため鋳造できる合金種に制限があるなどの欠点がある。一方,単キャスターは片面冷却のため,板がロールを離れるときに凝固が完成していないことがあることや自由凝固面が平坦ではない等の欠点がある。本稿では,板厚中央部に鋳巣やワニ口割れが発生し易い5000系アルミニウム合金の健全な薄板を作製するため,単ロールキャスターにおいて,自由凝固面に存在する半凝固層をスクレイパーで形成する方法について解説する。1)ロールキャスターの比較,2)スクレイパーを装着した単ロールキャスターの概要,3)5182合金板のロールキャスティング,4)ロールキャストした5182合金板の特性,5)600mm幅5182合金板のロールキャスティング。

シソーラス用語： レオキャスト ,  *半溶融金属 ,  *アルミニウム合金 ,  ストリップキャスティング ,  急冷凝固 ,  *鋳造性 ,  鋳造欠陥 ,  凝固割れ ,  スクレーパ ,  双ロール法 ,  生産性 ,  冷却速度 ,  表面性状 ,  板厚 ,  凝固速度 ,  金属組織 ,  成形性 ,  偏析
準シソーラス用語： 半凝固鋳造 ,  *ロールキャスティング ,  単ロール法 ,  A5182 ,  厚み分布 ,  ミクロ組織【金属組織】

分類 (1件)： 鋳造法,鋳込  (WC01030Q)

引用文献 (4件)：

• 羽賀俊雄 他3名,メルトドラッグ法によるAl-12%Si合金板の性状に及ぼす溶湯とロールの接触状態軽金属 vol.48 (1998) 613-617
• 羽賀俊雄,高速ロール周速,高冷却速度のアルミニウム合金用双ロールキャスタの開発,鋳造工学 vol.86 (2014) 48-53
• 羽賀俊雄,軽金属学会第126回春期講演概要
• T. Haga, Strip casting using a single roll caster equipped with a scraper, Journal of Achievements in Materials and Manufacturing Engineering, vol.55 (2012) 26-32.

タイトルに関連する用語 (5件)： 開発 ,  応用 ,  現状 ,  半凝固 ,  ロールキャスティング