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J-GLOBAL ID：201502239293684954   整理番号：15A0472207

繰返し載荷を受ける鋼圧縮材の劣化挙動を考慮した復元力特性モデル

RESTORING FORCE CHARACTERISTICS MODEL CONSIDERING DETERIORATION BEHABIOUR OF STEEL COMPRESSION MEMBERS SUBJECTED TO CYCLIC LOADING

著者 (3件)： 伊藤拓海 (東京理大 工) ,  杉山昇馬 (東京理大 大学院工学研究科) ,  井上祥一 (東京理大 大学院工学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 710  ページ： 715-725  発行年： 2015年04月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 繰返し載荷を受ける鋼圧縮材について,既往の実験データの分析を行い,耐力と剛性の低下を考慮した復元力特性モデルの定式化を行い,以下の結論を得た。1)耐力曲線は,回帰分析により一般化細長比,一般化幅厚比・径厚比,ならびに両者の積の平方根を変数とした回帰式を得た。2)耐力曲線の移動は,若林らによって定式化された関数が実験結果を精度よく評価できるため,そのまま採用した。3)圧縮側の最大耐力劣化曲線は,回帰分析により一般化細長比,ならびに一般化細長比と一般化幅厚比・径厚比の積の平方根を変数とした回帰式を得た。4)引張降伏軸力を超えた場合の除荷時挙動に関し,累積引張塑性率と,一般化細長比,一般化幅厚比・径厚比を変数とした回帰式を得た。5)提案した復元力特性モデルが既往の実験結果を精度よく追跡できることを確認した。

シソーラス用語： *鋼構造 ,  *圧縮部材 ,  繰返し荷重 ,  載荷試験 ,  劣化 ,  耐荷力 ,  剛性 ,  *復原性 ,  力学モデル ,  定式化 ,  特性曲線 ,  回帰分析 ,  細長比 ,  塑性率 ,  回帰式 ,  径厚比 ,  最大耐力 ,  復元力特性 ,  幅厚比 ,  履歴モデル ,  機械的性質
準シソーラス用語： *鋼圧縮材 ,  耐力曲線 ,  耐力劣化 ,  復元力モデル

分類 (1件)： 金属構造  (RA04050W)

引用文献 (22件)：

• 1) 日本建築学会:鋼構造座屈設計指針 第3版,2009.11
• 2) 柴田道生,中村武,若林實:鉄骨筋違の履歴特性の定式化-その1 定式化関数の誘導-,日本建築学会論文報告集,No. 316、pp. 18-24,1982.6
• 3) 加藤勉,秋山宏:鋼構造筋違骨組の復元力特性,日本建築学会論文報告集,No. 260,pp. 99-108,1977.10
• 4) 若林實,野中泰二郎,他3名:繰返し軸方向力を受ける部材の挙動に関する実験,その1,京都大学防災研究所年報,No. 16B,pp. 113-125,1973
• 5) 若林實,松井千秋,三谷勲,久島昭久:鉄骨筋違の繰返し弾塑性性状に関する実験的研究,その2 材端回転拘束および断面形の影響,日本建築学会大会学術講演梗概集,pp. 877-878,1975.10

タイトルに関連する用語 (6件)： 載荷 ,  鋼 ,  圧縮材 ,  挙動 ,  復元力特性 ,  モデル