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J-GLOBAL ID：201502239555614480   整理番号：15A0758732

Ta@Si₁₆ナノクラスタとC₆₀分子の共有結合によるヘテロ二量化

Heterodimerization via the Covalent Bonding of Ta@Si₁₆ Nanoclusters and C₆₀ Molecules

著者 (10件)： NAKAYA Masato (JST-ERATO, Kawasaki, JPN) ,  NAKAYA Masato (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  IWASA Takeshi (JST-ERATO, Kawasaki, JPN) ,  IWASA Takeshi (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  TSUNOYAMA Hironori (JST-ERATO, Kawasaki, JPN) ,  TSUNOYAMA Hironori (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  EGUCHI Toyoaki (JST-ERATO, Kawasaki, JPN) ,  EGUCHI Toyoaki (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  NAKAJIMA Atsushi (JST-ERATO, Kawasaki, JPN) ,  NAKAJIMA Atsushi (Keio Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 119  号： 20  ページ： 10962-10968  発行年： 2015年05月21日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 末端がC₆₀単分子層の固体表面上にTaを閉じ込めたTa@Si₁₆ナノクラスタを製作した。Ta@Si₁₆の形状の温度およびナノクラスタ密度への依存性をSTMにより調べた。加熱ではTa@Si₁₆の凝集や脱着は生じなかったがTa@Si₁₆の隣接吸着サイトに対する縦および横の相対的な位置は変化していた。この変化はHOPG基板に弱い力で結合したC₆₀で生じたが,Si(111)7×7基板へ共有結合したC₆₀表面では生じなかった。これらの結果は以下のことを示す:まず共有結合したヘテロ二量体Ta@Si₁₆-C₆₀が形成される。Ta@Si₁₆ナノクラスタは共有結合しているので表面で広がることはできないが,熱活性化された歳差運動による位置変化は許される。局所位置変化の転移温度はTa@Si₁₆の面密度の増加につれて低下し,これは歳差運動のエネルギー障壁の低下を示す。

シソーラス用語： *タンタル ,  *ナノクラスタ ,  *ケイ素 ,  *フラーレンC60 ,  共有結合 ,  *二量化 ,  単分子層 ,  温度依存性 ,  走査型トンネル顕微鏡 ,  結合部位 ,  位置 ,  高配向性熱分解グラファイト ,  活性化 ,  熱影響 ,  歳差運動 ,  転移温度 ,  密度 ,  障壁 ,  構造 ,  凝集 ,  脱着
準シソーラス用語： アニーリング ,  エネルギー障壁 ,  クラスター構造 ,  *ヘテロ二量化 ,  吸着サイト ,  相対位置 ,  熱活性化 ,  面密度

分類 (4件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  物理化学一般その他  (CB01030T)

タイトルに関連する用語 (5件)： クラスタ ,  C60 ,  分子 ,  共有結合 ,  ヘテロ二量化