抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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核物質であるウラン、トリウムを含む物質の法的な位置づけと特徴、その安全管理について、概要と留意点を整理した。少量の核燃料物質の使用と管理上の留意点、ウランまたはトリウムを含む原材料、製品等の特徴と安全確保の考え方、さらには、管理下にない核物質が発見されたときの対応に焦点を絞っている。たとえ少量であっても核物質は「核」という用語のもつ語感がゆえに、なんらかの問題が発生した場合には社会的インパクトが極めて大きくなる。また、そもそも国際的な約束に基づく数量的な出入管理が厳しく要求されている物質であることも十分に認識しておくことが重要である。物質管理や被ばくに対する考慮など、法令やガイドラインに基づく対応などを適切に履行する一方で、当該物質の特徴や放射性物質としてのハザードのレベルを十分に理解して、現場の状況に応じた合理的な管理を心がけることも重要な視点である。(著者抄録)