文献

J-GLOBAL ID：201502243172241289   整理番号：15A0590226

Mn⁴⁺ドープの90GeO₂-10BaOガラスの熱処理での相分離と結晶化プロセスならびに蛍光特性

Phase separation and crystallization processes in heat treatment of Mn⁴⁺-doped 90GeO₂-10BaO glass and fluorescence properties

著者 (4件)： WADA Noriyuki (Dep. of Materials Sci. and Engineering, National Inst. of Technol., Suzuka Coll., Shiroko, Suzuka, Mie 510-0294, JPN) ,  FUJITA Kenji (Dep. of Materials Sci. and Engineering, National Inst. of Technol., Suzuka Coll., Shiroko, Suzuka, Mie 510-0294, JPN) ,  INOUE Koji (Mie Prefecture Industrial Res. Inst., 5-5-45 Takachaya Tsu, Mie 514-0819, JPN) ,  KOJIMA Kazuo (Dep. of Applied Chemistry, Coll. of Life Sciences, Ritsumeikan Univ., 1-1-1 Noji-Higashi, Kusatsu, Shiga 525-8577, JPN)
資料名： Surface & Coatings Technology  (Surface & Coatings Technology)
巻： 271  ページ： 127-135  発行年： 2015年06月15日 
JST資料番号： D0205C  ISSN： 0257-8972  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Mn⁴⁺の赤色蛍光のために透明な90GeO₂-10BaO-0.1MnOガラスセラミックスを製作し,溶融急冷法でガラスとし,このガラスを様々な秒の間700と800°Cで結晶化させた。XRD分析器,IR吸収分光光度計,電界放射走査型電子顕微鏡,および蛍光分光計を使用してガラスセラミックスを測定・観察して,結晶化過程を調査した。700°Cでの熱処理の結果,Mn⁴⁺イオンをドーピングしたα-GeO₂とBaGe₄O₉結晶が形成され,不均質核発生による表面層でMn²⁺イオンがMn⁴⁺イオンに酸化された。800°Cでの熱処理ではナノサイズの相分離を伴う均質結晶化でGeO₂リッチな相とMn⁴⁺イオンを含むBaO-リッチ相でそれぞれα-GeO₂とMn⁴⁺:BaGe₄O₉ナノ結晶が形成された。この研究ではナノサイズの相分離を伴う均質結晶化によって800°Cで10^2.0sで結晶化した透明な90GeO₂-10BaO-0.1MnOガラスセラミックスがBaGe₄O₉ナノ結晶中のMn⁴⁺イオンの²E(²G)→⁴A₂(⁴F)転移に由来する最も強い赤い蛍光バンドを示したCopyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ガラス ,  ゲルマニウム酸塩 ,  *光ルミネセンス ,  酸化ゲルマニウム ,  酸化バリウム ,  *酸化マンガン ,  *ドーピング ,  融解 ,  急冷 ,  *熱処理 ,  *結晶化 ,  *ガラスセラミック ,  *相分離 ,  *ナノ結晶 ,  蛍光
準シソーラス用語： *ゲルマニウム酸塩ガラス ,  溶融

分類 (2件)： ガラスの製造  (YC02020O) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (7件)： ドープ ,  ガラス ,  熱処理 ,  相分離 ,  結晶化 ,  プロセス ,  蛍光特性