抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは,微小重力環境や超音速飛行環境を手軽に低コストで提供する事を目的とし,CAMUI型ハイブリッドロケットの開発を行っている。このロケットは,ポリエチレンと液体酸素を推進剤とする無火薬式小型ロケットである。2012年7月,超音速飛行データの取得,テレメトリ技術,機体海上回収技術の実証を目的とした打上げ試験(1)を実施した。離昇したロケットは超音速飛行を行い,まず弾道の頂点付近で小型のドラッグシュートを展開させる。低高度まで降りてきた後,より大きなメインシュートを展開させて海上に着水させる。ビーコンを受信し,機体を迅速に回収するという飛行計画であった。打上げ試験の結果,エンジンはほぼ定常通り作動し,最大速度479m/s(マッハ1.4),到達高度7531mを記録した。本論文では,この打上げ試験で得られたフライトデータ及びエンジン地上燃焼試験データなどから算出した機体空気抵抗係数及びその手法に関して記述する。(著者抄録)