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J-GLOBAL ID:201502244016731671   整理番号:15A0455365

乳汁の鉄結合特性に及ぼすカルシウム欠乏の影響

Influence of calcium depletion on iron-binding properties of milk
著者 (5件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 2103-2113  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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我々は乳汁の鉄結合に及ぼすカルシウム欠乏の影響を調べた。弱酸性陽イオン交換樹脂は,乳汁からカルシウムの3つの異なるレベル(18-22,50-55,および68-72%)を除去するため使用された。5つのレベルの鉄(5,10,15,20,および25mM)がそれらカルシウム欠乏乳(CDM)にそれぞれ加えられ,粒径,微細構造,およびコロイドと可溶相の間の蛋白質とミネラルの分布に関して分析を行った。カルシウム欠乏は,通常の乳汁の蛋白質とミネラルの分布に影響を及ぼした。通常乳と低CDM(~20%カルシウム欠乏)への鉄添加は,カゼインミセルの完全性へわずかに影響し,コロイド相(20°Cで1時間10万×gで沈殿)で主に結合した。乳汁から~70%のカルシウム欠乏は,超遠心で可溶相に残る全ての蛋白質が示すように,大半のカゼインミセルの完全な崩壊をもたらした。高CDMへの~20mMまでの鉄の添加は,乳汁の可溶相に残る小繊維状構造をもたらした。これは,鉄が高CDMの可溶性(非沈殿)カゼインと結合していると思われる。我々はカルシウム含量にかかわらず,鉄の添加は全ての乳汁の水性リン含量の減少を観察した。我々は,水性リンと鉄添加の間の相互作用は,乳汁の蛋白質の高い鉄結合能の原因となると考えた。高DCM(~70%カルシウム欠乏)において形成た可溶蛋白質-鉄錯体は,それらの良い通う特性のため,食品の範囲の有効な鉄強化剤として使用できる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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乳製品  ,  蛋白質・ペプチド一般 
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