抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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わが国にはそれぞれの役割を有する研究炉が14基(何れも現在停止中)あり,その内大学炉としては京都大学および近畿大学の2施設があってそれぞれの特徴を活かして研究者・学生の研究,教育,人材育成,並びに原子力理解活動等に利用されている。本文では近畿大学原子炉の特徴とこれを活かした人材育成並びに研修などに対する利用状況を紹介した。わが国は現在原子炉に関係する大きな課題を抱えており,この問題を解決するためには最大の安全を確保し,国民から信頼され,安心できる技術・社会基盤の構築が必須であり,世界に通用する原子力技術を実学で学んだ優秀な技術者の育成が喫緊の課題となっている。しかしわが国における原子力研究および教育の基盤となる研究炉施設は他の先進国に較べて脆弱である上各施設が老朽化しつつあり,その役割を引き継ぐ後継炉の計画を早急に具体化することが必要である。