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J-GLOBAL ID:201502248253957132   整理番号:15A0416003

PM2.5質量濃度測定データを用いた自動測定機による時間値の測定精度評価の試み

Evaluation of Precision of Hourly PM2.5 Mass Concentration Measured by Commercial Continuous Monitor
著者 (4件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 123-129  発行年: 2015年03月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2011年度に実施された大気汚染常時監視データを用い,自動測定機による大気中の微小粒子状物質(PM2.5)の質量濃度時間値の測定精度について考察した。PM2.5質量濃度時間値の測定精度を評価する指標として,各測定地点における負の時間値の出現状況,および,一次の自己相関係数の強さを用い,全国115地点における測定データを解析し,測定機種ごとにまとめて比較した。2011年度に運用されていた5機種では,負値の出現状況が大きく異なり,うち4機種では負値の出現率が高い機種ほど一次の自己相関係数が低くなる傾向が見られたことから,自動測定機による時間値の測定精度に機種による違いがある可能性が示唆された。特定の機種では負値の出現率が高く,一次の自己相関係数も著しく高かったことから,負値が連続して出現しやすい機種の存在も示唆された。PM2.5高濃度時における注意喚起の判断基準に用いられる5~7時など時間平均値と日平均値間の相関係数を指標とし,機種による測定精度の差異が注意喚起に及ぼす影響を調べたが,本手法では影響は認められなかった。PM2.5濃度の時間変化が多様であることが,その主な要因と考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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粒状物調査測定 
引用文献 (9件):
  • Itano, Y., Ohara, T., Yamagami, M., Ohno, T., Osaka, K., Sugata, S: Current situation of PM2.5 air pollution in Japan based on continuous monitoring data in 2011 fiscal year, J. Jpn. Soc. Atmos. Environ., 48, 154-160 (2013) [in Japanese].
  • 環境省,環水大大発第1303013号通達:微小粒子状物質(PM2.5)に関する「注意喚起のための暫定的な指針」 (2013a).
  • 環境省,環水大大発第1311281号通達:微小粒子状物質 (PM2.5) に関する「注意喚起のための暫定的な指針」の判断方法の改善について (2013b).
  • 環境省水・大気環境局:環境大気常時監視マニュアル第6版,2010, https://www.env.go.jp/air/osen/manual_6th/index.html (2014.4.10最終アクセス).
  • 環境省水・大気環境局大気環境課:平成21年度冬期~平成22年度夏期の等価性評価の結果,2010, http://www.env.go.jp/air/osen/pm/parallelexam/results_b/result_b01.pdf (2014.4.10最終アクセス).
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