抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,ISS搭載予定の「たんぽぽ」プロジェクトの一環である。きぼう曝露部に設置される捕集パネルへの衝突粒子数と,微小デブリ環境モデルとの整合性を確認することが最終目的である。たんぽぽ捕集パネルに衝突する粒子衝突頻度解析を,デブリ衝突リスク解析ツール「Turandot」を用いて行った。ISSの立体モデルをツール内に作成し,MASTER-2009コードを環境モデルとして適用させた。2015年初頭から1年間の軌道上曝露を考えた結果を下図に示した。縦軸に1年間あたり,1m2あたりの累積衝突頻度を,横軸に衝突粒子の直径を示している。ここで,RAMはISSの進行方向面,JEM-INは与圧部側の面,JEM-OUTはその反対面,SPACEは宇宙に面しており,WAKEはRAMと反対の面である。RAM面に設置した捕集パネルには,直径0.01mm以上の宇宙塵ないし微小デブリが14個以上衝突すると予想された。また,ISASの2段式軽ガス銃を用いて行った,捕集パネル材のキャリブレーション試験についても報告する。(著者抄録)