抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道の道路トンネルでは,設計施工要領によって全線にわたって切羽からの先進ボーリングを行うことが原則とされており,これによって施工中に地山に関する多くの情報が得られる。そこで先進ボーリングが実施された16のトンネル(全長31km)における事前調査結果,先進ボーリング結果と施工実績の関連性について検討を加えてきた。そしてこれまでに,ある程度の費用と時間を必要とするが先進ボーリングから得られる豊富な情報を用いることにより,予測と施工時の地山等級との一致率をかなり高くでき,最終的に合理的なトンネル施工が可能となることを明らかにしてきた。一方で,先進ボーリングにより得られる大量の情報のすべてが必ずしも地山分類評価に活かされておらず,現行の地質調査結果に基づく地山評価法(地山分類表)を見直すことによって,評価精度を向上させることが出来る可能性があることを示した。(著者抄録)