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J-GLOBAL ID:201502249971916858   整理番号:15A0309451

DNAトポイソメラーゼIIβによって標的とされるゲノム領域は,核骨格/マトリックスタンパク質のhnRNP U/SAF-A/SP120としばしば相互作用する

Genomic Regions Targeted by DNA Topoisomerase IIβ Frequently Interact With a Nuclear Scaffold/Matrix Protein hnRNP U/SAF-A/SP120
著者 (5件):
資料名:
巻: 116  号:ページ: 677-685  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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タイプII DNAトポイソメラーゼ(topo II)は,核DNAの切断/再結合の繰り返しを通じて,いくつかの細胞現象において重要な役割を果たしている。βアイソフォーム(topo IIβ)は最終分化における神経遺伝子の転写誘導に必須である。酵素によって標的とされるゲノム領域はランダムではない。以前の研究では,topo II切断部位は,nuclear scaffold/matrix attachment region(S/MAR)に近接していると報告されているが,この説が一般化できるかは不明である。ここでは,in vivoでtopo IIβに標的とされたゲノムDNA断片クローンのライブラリーが頻繁にS/MARおよびhnRNP U/SAF-A/SP120の結合部位を含むことを報告する。in vitroでの結合アッセイは,標的DNAの大部分はSP120に結合したが核骨格/マトリックスに対する親和性は大きく異なることを示した。topo IIβターゲットは非常にATリッチで,しばしば,分化中の神経細胞において発現する長い遺伝子に隣接した遺伝子の乏しい長い遺伝子間領域(いわゆる遺伝子砂漠)に位置していた。配列解析は,topo IIβの標的は単にATリッチではなく,AおよびTの短い鎖(A/T-パッチと呼ぶ)が多いことを示した。核骨格/マトリックスに対するそれらの親和性は,A/T-パッチのカバー率と中程度の正の相関を示した。これら結果は,topo IIβ/SP120と標的領域の相互作用は核骨格/マトリックスとの間隔を動的に調節し,A/T-パッチはこの過程を支援する配列モチーフであることを示唆する。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  遺伝子発現 

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