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J-GLOBAL ID：201502254366372661   整理番号：15A0367540

Ecklonia kurome抽出物の酢酸エチル分画の抗アレルギー作用

The anti-allergic effect of the ethyl acetate fraction from an Ecklonia kurome extract

著者 (5件)： SUGIURA Yoshimasa (National Fisheries Univ., Shimonoseki, JPN) ,  NAGAYAMA Koki (Kumamoto Prefectural Fisheries Res. Center, Kamiamakusa, JPN) ,  KINOSHITA Yuichi (National Fisheries Univ., Shimonoseki, JPN) ,  TANAKA Ryusuke (National Fisheries Univ., Shimonoseki, JPN) ,  MATSUSHITA Teruo (National Fisheries Univ., Shimonoseki, JPN)
資料名： Food and Agricultural Immunology  (Food and Agricultural Immunology)
巻： 26  号： 1-2  ページ： 181-193  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： W0037A  ISSN： 0954-0105  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ecklonia kurome(クロメ)のメタノール抽出物をメタノール/クロロホルム/水で分配し,その上層を酢酸エチルで抽出した(EEK)。同様に,E.arboreaの酢酸エチル分画(EEA)を調製した。EEKとEEAの主成分はフェノール性化合物(フロロタンニン)である。アラキドン酸,TPAあるいはオキサゾロン誘発マウス耳介浮腫試験で,EEKは経皮的(0.1,1mg/耳介)及び経口投与(0.1,1mg/kg体重)で,用量依存的に浮腫を抑制し,その効果はEEAやエピガロカテキンガレートと同等あるいはそれ以上であった。EEKは,5-50μg/mL濃度で,RBL-2H3細胞の脱顆粒を19.3-100%抑制し,その効果はEEAと同等であった。EEKは,ホスホリパーゼA2,シクロオキシゲナーゼ-2及びダイズのリポキシゲナーゼ活性を阻害した。以上,クロメは抗アレルギー,抗炎症作用を有する。

シソーラス用語： *コンブ科 ,  *抗アレルギー作用 ,  *消炎作用 ,  *タンニン ,  褐藻類 ,  海藻 ,  多価フェノール ,  *機能性食品 ,  浮腫 ,  マウス ,  ホスホリパーゼA2 ,  シクロオキシゲナーゼ ,  ダイズ ,  リポキシゲナーゼ ,  活性 ,  阻害 ,  芳香族カルボン酸 ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリオール ,  不飽和脂肪酸 ,  ポリエン ,  脂肪酸 ,  ジエン ,  エノン ,  四環ジテルペン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  窒素複素環化合物 ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： Ecklonia arborea ,  Ecklonia kurome ,  *クロメ ,  *フロロタンニン ,  マウス耳介浮腫試験 ,  海藻ポリフェノール ,  抗炎症効果 ,  シクロオキシゲナーゼ2 ,  阻害活性 ,  抗炎症作用

分類 (4件)： 海藻類  (FH02040G) ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患の治療  (GD04030Y) ,  生薬の薬理の基礎研究  (GX06020J) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (4件)： エピガロカテキンガレート ,  アラキドン酸 ,  TPA ,  オキサゾロン

タイトルに関連する用語 (5件)： Ecklonia ,  抽出物 ,  酢酸エチル ,  分画 ,  抗アレルギー作用