文献

J-GLOBAL ID：201502254563831252   整理番号：15A0585437

タグチのT法における項目選択に関する研究

Studies on the Item Selection in Taguchi’s T-Method

著者 (2件)： 河田紘志 (早稲田大 大学院創造理工学研究科) ,  永田靖 (早稲田大 創造理工)
資料名： 品質  (Quality - JSQC)
巻： 45  号： 2  ページ： 179-193  発行年： 2015年04月15日 
JST資料番号： S0060B  ISSN： 0386-8230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： タグチのT法は,MTシステムの手法の1つであり,予測を目的とし,項目(説明変数)選択のステップでは直交表が用いられる。そこで,本稿では,まず,T法の解析手順および直交表を用いた項目選択の方法の概要を述べ,その特徴を体系的に検討し,弱点を指摘した。次いで,導かれた弱点を克服するための方法として,直交表を用いずに,変数増減法(ステップワイズ法)による項目選択方法を提案した。さらに,これらの方法による項目選択の特徴を複数のモデルに基づいてシミュレーションによって,予測精度を比較検討した。その結果,T法での直交表を用いた項目選択では,特定項目の過大評価は避けられないことが判明し,変数増減法を用いることで,項目の過大評価を避け,多くのモデルにおいて予測精度が向上することが明らかになった。

シソーラス用語： *田口メソッド ,  *多変量解析 ,  表 ,  選択 ,  変数 ,  SN比 ,  推定量 ,  精度 ,  *予測技法 ,  選択基準 ,  シミュレーション ,  予測 ,  モデル
準シソーラス用語： MTシステム ,  *T法 ,  シミュレーション実験 ,  *ステップワイズ法 ,  性能予測 ,  説明変数 ,  *直交表 ,  *変数選択 ,  予測精度 ,  多重回帰モデル

分類 (1件)： 統計的品質管理  (KB04030W)

引用文献 (7件)：

• 稲生淳紀・永田 靖・堀田慶介・森 有紗 (2012): ”タグチのT法およびその改良手法と重回帰分析の性能比較,” 「品質」, 42,[2], 103-115.
• 久米 均・飯塚悦功 (1987): 「回帰分析」, 岩波書店.
• 小西貞則・北川源四朗 (2004): 「情報量規準」, 朝倉書店.
• 田口玄一 (1976): 「第3版 実験計画法(上)」, 丸善.
• 田口玄一 (2005): ”目的機能と基本機能(6),” 「品質工学」, 13,[3], 5-10.

タイトルに関連する用語 (2件)： T法 ,  研究