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J-GLOBAL ID：201502254603873980   整理番号：15A0367233

低温動作光格子時計の開発

Cryogenic optical lattice clocks

著者 (13件)： USHIJIMA Ichiro (RIKEN, Saitama, JPN) ,  TAKAMOTO Masao (RIKEN, Saitama, JPN) ,  DAS Manoj (RIKEN, Saitama, JPN) ,  OHKUBO Takuya (RIKEN, Saitama, JPN) ,  KATORI Hidetoshi (RIKEN, Saitama, JPN) ,  USHIJIMA Ichiro (JST-ERATO, Tokyo, JPN) ,  TAKAMOTO Masao (JST-ERATO, Tokyo, JPN) ,  DAS Manoj (JST-ERATO, Tokyo, JPN) ,  OHKUBO Takuya (JST-ERATO, Tokyo, JPN) ,  KATORI Hidetoshi (JST-ERATO, Tokyo, JPN) ,  USHIJIMA Ichiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OHKUBO Takuya (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KATORI Hidetoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 9  号： 3  ページ： 185-189  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原子時計の精度は,原子分光の優れた再現性に依存しており,その再現性は,環境が原子に及ぼす擾乱を注意深く制御し除去することによって実現される。これまで,単独の原子時計では,10^-18レベルの総合不確かさが達成されているが,10^-18レベルでの2基の時計の比較は,まだ行われていなかった。今回我々は,黒体輻射によって生じる周波数変化に対処するため,低温環境で⁸⁷Sr原子を調べる,光格子時計を実証している。黒体輻射によって生じる周波数変化は,系統的不確かさの主要な原因として残っていて,理論と実験の両面から盛んに研究され始めている。この低温時計の系統的不確かさは7.2×10^-18であり,こうした低温時計を2基同時に動作させることによって速やかに評価された。1カ月間に11回行われた測定の後,2基の低温時計は2.0×10^-18の精度で統計的に一致した。こうした時計の再現性は,10^-18に近いレベルの精度の時計の開発に向けた大きな一歩であり,相対論的測地学の手段としてそのまま応用できる。Copyright Nature Publishing Group 2015

シソーラス用語： *原子時計 ,  *ストロンチウム ,  格子 ,  光トラッピング ,  周波数 ,  低温 ,  動作 ,  不確実性 ,  周波数特性 ,  再現性 ,  地球物理学 ,  測地 ,  擾乱 ,  精度 ,  黒体放射 ,  相対論的効果
準シソーラス用語： *光格子時計 ,  測地学

分類 (2件)： 単位,標準,標準器,定数  (AD03000E) ,  量子光学一般  (BD04010X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 低温 ,  光格子時計 ,  開発