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J-GLOBAL ID：201502254794345148   整理番号：15A0374667

乾乳期の長さが乳牛の産乳,ボディコンディション,代謝産物および肝グルコース代謝に及ぼす影響

Effects of dry period length on milk production, body condition, metabolites, and hepatic glucose metabolism in dairy cows

著者 (9件)： WEBER C. (Inst. of Nutritional Physiology “Oskar Kellner,” Leibniz Inst. for Farm Animal Biology (FBN), 18196 Dummerstorf, DEU) ,  LOSAND B. (State Inst. of Animal Production, 18196 Dummerstorf, DEU) ,  TUCHSCHERER A. (Inst. of Genetics and Biometry, Leibniz Inst. for Farm Animal Biology (FBN), 18196 Dummerstorf, DEU) ,  REHBOCK F. (State Inst. of Animal Production, 18196 Dummerstorf, DEU) ,  BLUM E. (State Inst. of Animal Production, 18196 Dummerstorf, DEU) ,  YANG W. (Nanjing Agricultural Univ., 210095 Nanjing, CHN) ,  BRUCKMAIER R.M. (Veterinary Physiology, Vetsuisse Fac., Univ. of Bern, 3001 Bern, CHE) ,  SANFTLEBEN P. (State Inst. of Animal Production, 18196 Dummerstorf, DEU) ,  HAMMON H.M. (Inst. of Nutritional Physiology “Oskar Kellner,” Leibniz Inst. for Farm Animal Biology (FBN), 18196 Dummerstorf, DEU)
資料名： Journal of Dairy Science  (Journal of Dairy Science)
巻： 98  号： 3  ページ： 1772-1785  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： C0282A  ISSN： 0022-0302  CODEN： JDSCAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 乾乳期(DP)の長さは,乳牛の分娩前後のエネルギー代謝だけでなく,次の泌乳期の産乳にも影響を与える。本研究の目的は,DPが28日,56日および90日(処置群)のホルスタイン乳牛の産乳,ボディコンディション(BC),代謝的適応,肝の糖新生酵素の遺伝子発現を調べることであった。産乳量は毎日記録し,ボディコンディションスコア(BCS),背脂肪厚(BFT)および体重(BW)は乾乳時,分娩予定日の1週間前と1週間後,分娩後第2,4および8週目に測定した。分娩日を0日とし,-56,-28,-7,1,7,14,28,56日目に採血し,代謝産物とホルモンの血漿濃度を測定した。-10と10日目に肝生検し,グリコーゲンと総肝脂肪濃度(LFC)の測定と,ピルビン酸カルボキシラーゼ(PC),サイトゾルホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ,グルコース-6-ホスファターゼのmRNAレベルの定量を行った。泌乳最初の8週間の産乳量の経時変化は処置間で異なった。乳蛋白質含量は28日DP乳牛が90日DP乳牛より高かった。90日DP乳牛は,乳脂肪:蛋白質比が最も高く,乳中尿素が最も低かった。BW,BFT,BCSの差は,主に分娩前に見られ,90日DP乳牛で最も大きかった。NEFAとBHBAの血漿濃度は,全乳牛で移行期に上昇し,分娩後の最大増加は90日DP乳牛で認めた。血漿グルコース濃度は分娩前後減少し,28日DP乳牛が90日DP乳牛より高かった。乾乳期の長さは,尿素,コレステロール,AST,グルタミン酸デヒドロゲナーゼの血漿濃度にも影響した。血漿インスリン濃度は全乳牛で分娩前後に減少したが,分娩後の濃度は28日DP乳牛が56日DP乳牛より高かった。全乳牛で分娩後に肝グリコーゲン濃度が減少し,LFCが増加し,また,分娩後のLFCは90日DP乳牛が28日DP乳牛より高かった。分娩後の肝PC mRNA量は,90日DP乳牛で最も増加する傾向にあった。グルコース代謝の変化は,短縮DPの乳牛でよりバランスがとれていたが,延長DPと高BC乳牛は移行期の脂質とグルコース代謝の最も大きな代謝変化を示した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *乳牛 ,  *飼育管理 ,  *期間 ,  周産期 ,  *泌乳量 ,  *糖質代謝 ,  *脂質代謝 ,  家畜栄養 ,  栄養状態 ,  体重 ,  血漿中濃度 ,  乳タンパク質 ,  乳脂肪 ,  尿素態窒素 ,  代謝産物 ,  インスリン ,  グリコーゲン ,  肝臓 ,  ピルビン酸カルボキシラーゼ ,  mRNA ,  遺伝子発現 ,  経時変化 ,  継続時間 ,  時間依存性 ,  肥満度 ,  評価基準 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： *グルコース代謝 ,  ボディコンディションスコア ,  移行期【周産期】 ,  *乾乳期 ,  乳中尿素窒素 ,  泌乳初期【期間】

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  動物の代謝と栄養一般  (EJ02031R)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (7件)： 乾乳期 ,  乳牛 ,  乳 ,  ボディ ,  コンディション ,  代謝産物 ,  グルコース代謝