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J-GLOBAL ID:201502255142537971   整理番号:15A0556673

抗微生物活性を持つナノエマルジョンの,可食性被膜剤としての利用:リンゴ(品種:フジ)の生カット果実の安全性と品質に及ぼす影響

Use of antimicrobial nanoemulsions as edible coatings: Impact on safety and quality attributes of fresh-cut Fuji apples
著者 (4件):
資料名:
巻: 105  ページ: 8-16  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: W1912A  ISSN: 0925-5214  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,レモングラスの精油(LEO)を数段階の濃度(0.1,0.5,1%)で含むナノエマルジョンを主材とした可食性被膜剤について,リンゴ(品種:フジ)の生カット果実の貯蔵期間に従った安全性と品質特性に対する影響を調べる目的で行った。また,ナノエマルジョン被膜剤と一般的なエマルジョン被膜剤との比較も行った。その結果,LEOを含むナノエマルジョン可食性被膜剤は,一般的なエマルジョン被膜剤と比較して,リンゴ貯蔵中Escherichia coliを早く,しかも強く不活性化することが示された。また,LEOを0.5%あるいは1%(v/v)含む可食性被膜剤は,生のカットリンゴに着生する天然微生物種を,貯蔵2週間にわたって完全に抑制するが,0.1%(v/v)の場合は,抑制速度が有意に遅いことが示された。可食性被膜剤のナノエマルジョンの粒の大きさは,品質特性に対して有意な影響を及ぼさなかった。LEO濃度を高めると,カットリンゴの呼吸速度とエチレン生成速度が低下した。また,LEO濃度が高い(0.5または1%,v/v)被膜剤で処理したカットリンゴは,貯蔵中の褐変が有意に増大した。果肉硬度は,いずれの被膜剤処理をしても,ほぼ一定に保たれた。これらの結果は,最小限調理した果実用の可食性被膜剤中の抗微生物剤の配送系としてナノエマルジョンを取り入れるメリットがあることの証明になると考察された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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食品の変質  ,  果実とその加工品 

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