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J-GLOBAL ID:201502256523758075   整理番号:15A0249868

サブテラヘルツ分光法は,蛋白質が以前の検出よりも大きな距離で水の性質に影響することを立証する

Sub-terahertz spectroscopy reveals that proteins influence the properties of water at greater distances than previously detected
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資料名:
巻: 142  号:ページ: 055101-055101-9  発行年: 2015年02月07日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究の初期の目的は,テラヘルツ(THz)放射吸収により水溶液中の種々の蛋白質の溶媒和特性を系統的に研究することである。蛋白質水溶液の透過測定を,WR3ウエーブガイドバンド(0.220-0.325THz)をカバーするバンドベクトルネットワークアナライザ駆動の準光学的ベンチを用いて測定した。低分子量から高分子量に跨る蛋白質(リゾチーム,ミオグロビン及びウシ血清アルブミン(BSA)を用い,溶液の吸収特性を種々の濃度(2-100mg/ml)で研究した。蛋白質分子の濃度依存の吸収を溶液を二つの成分モデルで最初に決定し,次いで,蛋白質の吸収強度に基いて,水和殻の広がりを決定した。タンパク質分子は水溶液中濃度依存の吸収強度を示す。全三種の蛋白質の吸収曲線は,蛋白質アミノ酸鎖の柔軟性の増強に起因して希釈限界に向かってシャープなピークを示す。水和殻厚さの決定の代替法は,蛋白質吸収強度に基いて示唆される。その提案法は水和殻の吸収に依存しない。各蛋白質の水和殻厚さの得られた見積り方法は,分子動力学シミュレーション及びNMR,X線散乱及び中性子散乱のようなほかの手法により予測された蛋白質-水相互作用動力学が2-3水溶媒和層を超えて広がるという以前の発見を支持する。本シミュレーションにしたがって,動力学的水和殻の半径はリゾチーム,ミオグロビン及びBSA蛋白質に対してそれぞれ16,19及び25Åであり,蛋白質の双極子モーメントに相関する。THz放射は蛋白質疎水性の初期見積りに役立つことも認めた。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  電解質水溶液  ,  有機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子) 

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