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J-GLOBAL ID：201502256713446550   整理番号：15A0495002

Ns-煤:光強吸収性炭素質粒子のための物性ベースの用語

Ns-Soot: A Material-Based Term for Strongly Light-Absorbing Carbonaceous Particles

著者 (6件)： BUSECK Peter R. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  ADACHI Kouji (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  ADACHI Kouji (Meteorological Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  GELENCSER Andras (Univ. Pannonia, Veszprem, HUN) ,  TOMPA Eva (Univ. Pannonia, Veszprem, HUN) ,  POSFAI Mihaly (Univ. Pannonia, Veszprem, HUN)
資料名： Aerosol Science and Technology  (Aerosol Science and Technology)
巻： 48  号： 7-9  ページ： 777-788  発行年： 2014年07月 
JST資料番号： H0030B  ISSN： 0278-6826  CODEN： ASTYDQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気候変動や健康問題において重要なエアロゾルである煤およびブラックカーボン(BC)の定義や物性についての曖昧さを検討し,両者の総括的定義として「ns-煤」という概念を提案した。通常,BCまたは煤と称される光吸収性の炭素質エアロゾルについて検討した。両者はCharlestonとHeinzenberg(1995)によって定義され,これがIPCCによって採用されているが,これらは測定法や発生源に基づくものであり,物性に基づくものではない。ここでは透過型電子顕微鏡(TEM)を用いた画像の詳細な解析から,それらを物性に基づいて定義した。すなわち,「ns]を炭素ナノ球としてBCと煤の特徴的な構成要素として「ns-煤」という用語を提案した。組成,モルフォロジーおよび構造に基づき,ns-煤を,典型的には直径100nm未満のナノ球から構成され,同心円状に包まれた,ブドウの房状のモルフォロジーを持ち,グラフェン状の層を成す炭素として定義した。

シソーラス用語： *煤 ,  光吸収 ,  炭素 ,  エアロゾル ,  カーボンブラック ,  気候変動 ,  大気光学 ,  物理的性質 ,  *定義 ,  国際会議 ,  透過型電子顕微鏡 ,  化学組成 ,  モルフォロジー ,  炭素材 ,  ミクロスフェア ,  グラフェン
準シソーラス用語： IPCC ,  ナノ球 ,  *ブラックカーボン ,  物性

分類 (6件)： 放射,大気光学  (DC05080C) ,  気候学,気候変動  (DC05140T) ,  対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P) ,  産業衛生,産業災害  (GB05000S) ,  エーロゾル  (CB11030Y) ,  粒状物調査測定  (SB03060E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 煤 ,  炭素質 ,  物性 ,  用語