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J-GLOBAL ID：201502257604826560   整理番号：15A0752146

摩擦攪拌プロセスによる高硬度コーティング層の改質

著者 (5件)： 長岡亨 (大阪市工研) ,  木元慶久 (大阪市工研) ,  福角真男 (大阪市工研) ,  森貞好昭 (大阪大 接合科研) ,  藤井英俊 (大阪大 接合科研)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 4  号： 3  ページ： 153-158  発行年： 2015年05月20日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,摩擦撹拌プロセス(FSP)金属表面の改質技術として注目されている。FSPを金属材料に適用すれば鋳造欠陥や結晶粒の微細化を達成できることから,金属コーティング層の改質へも応用が可能と考えられた。そこで本稿では,FSPの概要について説明した上で,溶射処理により形成した超硬合金層,及びレーザクラッディングにより形成した工具鋼のコーティング層へのFSPの適用について,これまでの研究結果のまとめを,以下に概説する。超硬合金層(WC-12%Co,WC-20%CrC-7%i,)へのFSP,工具鋼コーティング層へのFSPのどちらのケースでも,超硬合金層,コーティング層の緻密化,組織微細化,硬度向上を達成することができた。表面層の組織制御を行い,金属製品表面の特性を大幅に向上させることができるのが本技術の特徴であり,様々な用途展開が期待できる。

シソーラス用語： 溶射 ,  *超硬合金 ,  溶射層 ,  レーザクラッディング ,  *工具鋼 ,  被覆層 ,  表面処理 ,  *表面改質 ,  表面加工 ,  結晶粒微細化 ,  表面硬化 ,  電子顕微鏡観察 ,  蛍光X線分析 ,  炭化タングステン ,  コバルト含有合金 ,  クロム化合物 ,  ニッケル含有合金 ,  *摩擦撹拌処理 ,  塑性流動
準シソーラス用語： 表面硬化処理

分類 (3件)： その他の表面処理  (WC08070F) ,  組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (22件)：

• 1) G.S. Upadhyaya: Mater. Des., 22 (2001) 483-489.
• 2) 鈴木寿、山本孝春: 紛体および粉末冶金、15-2 (1968) 68-71.
• 3) Y. Morisada and Y. Miyamoto: Mater. Sci. Eng. A, 381 (2004) 57-61.
• 4) G. Roberts, G. Krauss and R. Kennedy:“Tool Steels”, ASM International, 1998.
• 5) T.Y. Cho, J.H. Yoon, K.S. Kim, K.O. Song, Y.K. Joo, W. Fang and S.H. Zhang: Surf. Coat. Tech., 202 (2008) 5556-5559.

タイトルに関連する用語 (4件)： 摩擦攪拌プロセス ,  高硬度 ,  コーティング層 ,  改質