抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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強風を原因とする列車の事故と運転規制方法の変遷を概観し,現在の代表的な運転規制方法とこれらに関する研究事例を紹介した。日本国内における強風を原因とする列車の脱線転覆事故は,1889年の天竜川橋梁上の事故をはじめとして現在まで50件を上回る記録が残されている。運転規制の風速とし,平均風速,瞬間風速のいずれかを用いるかは1986年の余部事故までは混用されていたが,現在は瞬間風速を用いている。また,余部事故はその後の運転規制の方法に多大な影響を与えた。運転規制の基本的な考え方は,強風が強くなったら列車の運行を見合わせる,風が弱まり,以上がなければ運行を再開する,の2点に尽きることなどを示した。