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J-GLOBAL ID：201502258514601417   整理番号：15A0673376

QZSSショートメッセージSS-CDMA通信システムにおける時間・周波数精度を考慮した伝送特性

著者 (7件)： 三宅裕士 (東北大 電通研) ,  平明徳 (東北大 電通研) ,  亀田卓 (東北大 電通研) ,  小熊博 (富山高専) ,  末松憲治 (東北大 電通研) ,  高木直 (東北大 電通研) ,  坪内和夫 (東北大 電通研)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J98-B  号： 4  ページ： 397-405 (WEB ONLY)  発行年： 2015年04月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年3月に起きた東日本大震災のときに地上系の通信インフラは喪失し,最低限の安否確認も十分にすることができなかった。そこで,日本独自の高精度測位システムである準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)に位置情報とポケベル程度の簡単なデータ/メッセージを双方向通信できる機能についての議論がなされている。我々は携帯端末からの直接通信と多数のユーザ同時通信を実現するSS-CDMA(spread spectrum code division multiple access)通信システムを提案している。本論文では,携帯端末から衛星へ直接通信を実現する回線設計と長拡散符号を用いた高密度CDMAにおける直交崩れの影響を評価した。提案システムでは,多数のユーザを収容することを目標としているため,高密度なCDMAを実現する必要があり,ユーザ間の符号直交性が重要となる。計算機シミュレーションによって,拡散符号長に対してほぼ100%ユーザ多重に割り当てる高密度なユーザ多重を実現するために必要なタイミング偏差,周波数偏差の精度を評価した。QZSSのような高精度測位システムを用いたユーザ間同期を行う高密度CDMAを実現するために必要な時間精度,周波数精度はそれぞれ50ns,0.01ppmであることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *準天頂衛星 ,  *衛星通信 ,  *スペクトル拡散 ,  *CDMA ,  震災 ,  *位置測定 ,  位置情報 ,  ポケットベル ,  *データ通信 ,  *メッセージ伝送 ,  *双方向通信 ,  *同報通信 ,  携帯端末 ,  *回線設計 ,  通信信号 ,  直交性 ,  計算機シミュレーション ,  周波数変動 ,  統計量 ,  許容量 ,  精度 ,  GNSS
準シソーラス用語： SS-CDMA ,  東日本大震災 ,  QZSS ,  長拡散符号 ,  周波数偏差 ,  時間精度 ,  周波数精度 ,  タイミング偏差

分類 (1件)： 宇宙通信  (ND08040S)

引用文献 (19件)：

• (財)衛星測位利用推進センターホームベージ, http://eiseisokui.or.jp/ja/pdf/library/03-01.pdf, http://eiseisokui.or.jp/ja/pdf/library/03-02.pdf
• 國友宏俊,"実用準天頂衛星システムの整備に向けて,"http://www.dvlsi.jst.go.jp/topics/1112ws/1112DVLSIWS%20kunitomo.pdf
• 文部科学省,宇宙開発利用部会(第13回)配布資料,http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/059/shiryo/1342316.htm
• 宇宙航空研究機構,準天頂衛星システムユーザインターフェース仕様書(IS-QZSS)1.5版,2013年3月.
• 内閣府ホームページ調達情報,http://www.cao.go.jp/chotatsu/eisei/juntencho.html

タイトルに関連する用語 (6件)： QZSS ,  ショート ,  メッセージ ,  SS ,  CDMA通信システム ,  伝送特性