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J-GLOBAL ID:201502258618781484   整理番号:15A0557067

繊維状エリオナイトの一つの特異な結晶学的な部位におけるFe(II)の偏析 発がん性を誘発する機構の理解に向けた最初の段階

Fe (II) segregation at a specific crystallographic site of fibrous erionite: A first step toward the understanding of the mechanisms inducing its carcinogenicity
著者 (10件):
資料名:
巻: 211  ページ: 49-63  発行年: 2015年07月15日 
JST資料番号: E0642C  ISSN: 1387-1811  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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USA,オレゴン州の異なる地方産の2種の繊維状エリオナイトが,嫌気性条件下,pH約5において,種々の濃度のFeCl2溶液中に懸濁された。Feの形での放出された電荷と獲得された電荷の間の比較から,エリオナイトが骨格外(EF)の過剰な陽イオン,主にNaカチオンとのイオン交換を通じてFe(II)と結合することが確認された。ここで研究された両者のエリオナイトが示したこのFe(II)結合過程は,イオン交換過程の度合いと繊維状エリオナイトの処理に用いた同溶液のFe(II)濃度との間に直接的な相関関係があることを示した。Rome産のエリオナイト試料では,500μM FeCl2を越える濃度に対して更なるFe(II)の取得が観察されなかった。XPSによる研究は,エリオナイト試料の表面組成とバルク組成を比較したとき,繊維状表面でのFeの濃縮が観察されなかったことを明らかにした。さらに,エリオナイトケージ内でのFe(II)の位置が化学的データと構造的データを組み合わせることで工夫された。その結果は,両者のエリオナイト試料に対して,Fe(II)がCa3部位に固定化され,水分子によって6配位されていることを明らかにした。エリオナイトケージ内のFe(II)の存在は,他のEF陽イオンのゆっくりとした移行を引き起こし,そして,これに加えて,水分子の位置に僅かな転位を誘発した。むしろ低いFe含有量でFeを担持させたゼオライト内では,明らかな結晶学的な位置にある非常に低い核性を有するFeの部位が,反応性酸素種の生成に対して活性点を示していることは言及に値する。それ故に,エリオナイトの高い表面積と組み合わさっているCa3部位でのFe(II)の偏析の同定は,その強い発がん性を誘発する分子機構の理解に非常に重要な情報を提供した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
物理化学一般その他  ,  合成鉱物 

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