抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らが提案している,ダイポール給電型クロススパイラルアンテナの円偏波特性の向上及び,放射の高効率化・高利得化に関する検討結果について報告する。クロススパイラルアンテナは,十字形状をなすように巻いたループアンテナであり,1ポート給電で円偏波を放射する。ダイポール給電型のクロススパイラルアンテナはダイポール素子を用いて給電することで,円偏波の他に,直線偏波も放射するものである。本研究では,円偏波特性を従来よりも向上させる検討を行っている。検討の結果,クロススパイラル素子の一部を広げることで,軸比が3dB以下となる周波数帯域が広がる事が分かった。また,クロススパイラル素子を広げた事により,結果的にアンテナ開口面積が広がり,アンテナの放射効率と放射利得が向上した。GPSの周波数帯である1.57GHz付近で最適化した構造のアンテナは,軸比3dB以下となる周波数帯域幅が21MHz,利得が2.29dBi,効率が88.43%となった。(著者抄録)