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J-GLOBAL ID：201502260579680467   整理番号：15A0713386

渦電流試験法を用いた高温環境におけるき裂進展の定量的モニタリング

著者 (5件)： 内一哲哉 (東北大 流体科研) ,  糟谷高志 (東北大 大学院工学研究科) ,  糟谷高志 (東芝 電力システム社) ,  高木敏行 (東北大 流体科研) ,  庄子哲雄 (東北大 未来科学技術共同研究セ)
資料名： 保全学  (Maintenology)
巻： 12  号： 2  ページ： 77-83  発行年： 2013年07月10日 
JST資料番号： F1552A  ISSN： 1348-7795  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気事業法改正により,応力腐食割れ等の亀裂を検出した場合,健全性評価を実施し,許容基準を満足する場合は運転継続が可能になった。応力腐食割れの進展を原子力発電設備の稼働中にモニタリングできれば,当該機器の健全性を正確に把握できるなどの効果が期待できる。本研究はBWR環境における渦電流試験モニタリング(ECM)システムが亀裂伝搬を定量に評評できるかを吟味した。ECM実験をシステム安全裕度テストベンチ装置で実施した。試験体はSUS304L,316L,STS410の鋼管をNiベース溶接金属を用いて溶接して作成し,HAZと溶接線に深さ2mmの初期スリットを内側から作った。渦電流試験プローブを試験体外面に設置しスリットの進展を監視した。亀裂伝搬を定量的に評価する為に試験環境を模擬した数値シミュレーションを実施し,得られた数値信号は実験信号と整合しECMシステムによって亀裂進展の定量的評価が可能なことが示された。

シソーラス用語： *渦電流検査 ,  *環境 ,  *亀裂伝搬 ,  *定量的分析 ,  *監視 ,  *評価 ,  *応力腐食割れ ,  BWR型原子炉 ,  溶接熱影響部 ,  間隙 ,  台上試験 ,  試験装置 ,  *性能評価 ,  許容量 ,  計測 ,  試料 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  炭素鋼 ,  鋼管 ,  溶接 ,  プローブ ,  シミュレーション
準シソーラス用語： BWR原子力発電プラント ,  HAZ【溶接】 ,  スリット【構造】 ,  *モニタリング ,  ベンチテスト ,  渦電流試験 ,  *亀裂進展 ,  健全性評価 ,  *高温環境 ,  定量的解析 ,  *有用性評価 ,  許容レベル ,  現場計測 ,  試験体 ,  SUS304L ,  SUS316L ,  STS410 ,  電流プローブ ,  数値シミュレーション

分類 (3件)： 原子炉安全一般  (MD06010W) ,  原子炉の保守  (MD05040W) ,  計測機器一般  (AD02000X)

引用文献 (10件)：

• S.Yoshino, S.Hamada and M. Hayakawa, Application of the electrical potential drop technique to the pipe wall thinning monitoring in thermal power plants, Proc. ASME 2008 PVP Conference, PVP2008-61088 (2008).
• Y. Sato, T. Atsumi, and T. Shoji, Continuous Monitoring of Stress Corrosion Cracking Growth in Type 316L Stainless Steel Weldment Using Induced Current Potential Drop Technique at Elevated Temperature, Modem Physics Letters B, Vol. 22, pp. 881-886 (2008).
• J. Cuffe, J. Barshinger, Y. Fan, Continuous Corrosion Monitoring at High Temperatures Using Ultrasound, Proceedings of FAC2008 (CD).
• T.Takagi and K.Miya, ECT Round-robin Test for Steam Generator Tubes” J. Japan Soc. Applied Electromagnetics Mech., Vol.8, No.5, 2000, pp.121-128.
• H.Huang and T.Takagi, Inverse Analyses for Natural and Multi-Cracks using Signals from a Differential Transmit-Receive ECT Probe, IEEE Transactions on Magnetics, Vol.38, No.2, 2002, pp.1009-1012.

タイトルに関連する用語 (5件)： 渦電流試験 ,  高温環境 ,  き裂進展 ,  定量 ,  モニタリング