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J-GLOBAL ID：201502260829498015   整理番号：15A0469116

音場浮遊液滴の周囲流動場と界面輸送現象

著者 (5件)： 合田篤 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  長谷川浩司 (工学院大 工) ,  金子暁子 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  金川哲也 (筑波大 大学院システム情報工学研究科) ,  阿部豊
資料名： 混相流  (Japanese Journal of Multiphase Flow)
巻： 28/29  号： 5/1  ページ： 539-546  発行年： 2015年03月15日 
JST資料番号： L2494A  ISSN： 0914-2843  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 化学反応などにおいて,浮遊法を利用した無容器プロセシングが注目される。本研究は,大気圧条件下で,超音波で浮揚された液滴の表面の温度計測と,周囲大気の流動の観察を行った。下部の超音波放射器(19.4kHz)と上部の反射器の間に音響定在波を形成し,その中に試料流体(純水,エタノール,ヘキサン,エタノール水溶液)を挿入して浮遊させ,また液滴周囲に,噴霧器により直径5μmのトレーサ噴霧を与えて,平面レーザを用いて,液滴周囲流れ場の観測を行い,またサーモグラフィにより液滴表面温度測定を行った。これにより,試料液滴の伝熱特性,液滴周囲の空気境界層厚さを測定した。本研究により,液滴飽和蒸気圧が高くなるにつれて,界面近傍に生じる循環渦の大きさが小さくなる傾向があり,液滴が蒸発挙動を伴う場合は,気相の動粘度の変化が流動構造の変化により影響することを示した。

シソーラス用語： *浮遊 ,  超音波 ,  *液滴 ,  定在波 ,  渦 ,  蒸発 ,  熱伝達 ,  境界層 ,  混相流 ,  脂肪族アルコール ,  アルカン

分類 (1件)： 膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

物質索引 (2件)： エタノール ,  ヘキサン

タイトルに関連する用語 (6件)： 音場 ,  浮遊 ,  液滴 ,  流動場 ,  界面 ,  輸送現象