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J-GLOBAL ID：201502261332315207   整理番号：15A0609392

水素吸蔵合金を用いたソフトアクチュエータ用 Zr_xTi_1-xMn_0.8V_0.2Ni_0.9M_0.1 (M=Ni, Al, Fe, Cu)合金の開発

Development of Zr_xTi_1-xMn_0.8V_0.2Ni_0.9M_0.1 (M=Ni, Al, Fe, Cu) Alloys for a Soft Actuator Using Hydrogen Storage Alloys

著者 (7件)： 榊浩司 (国立研究開発法人産業技術総合研究所創エネルギー研究部門水素材料グループ) ,  KIM Hyunjeong (国立研究開発法人産業技術総合研究所創エネルギー研究部門水素材料グループ) ,  榎浩利 (国立研究開発法人産業技術総合研究所創エネルギー研究部門水素材料グループ) ,  細野美奈子 (静岡県工業技術研究所沼津工業技術支援センター) ,  吉村真一 (株式会社飛鳥電機製作所) ,  井野秀一 (国立研究開発法人産業技術総合研究所創エネルギー研究部門水素材料グループ) ,  中村優美子 (国立研究開発法人産業技術総合研究所創エネルギー研究部門水素材料グループ)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 79  号： 5  ページ： 257-264 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アクチュエータの駆動源として水素吸蔵合金の水素の吸脱着を利用するシステムの構築を図っている。本研究においては,吸脱着の安定性(適切な平衡圧力,小さなヒステリシス,平坦なプラトー等)を有し,コスト的にも安価な合金の開発を目指した。これまでに知られている水素吸蔵合金の欠点を克服する新たな合金組成を検討し,Zr_xTi_1-xMn_0.8V_0.2Ni_0.9M_0.1(M=Ni,Al,Fe,Cu)を実験に供した。そして,この合金系における最適組成としてZr_0.5Ti_0.5Mn_0.8V_0.2Ni_0.9Al_0.1を選定し,水素吸脱着特性評価を実施した。さらに,アクチュエータを製作し動作実験を行なった。これらの実験から,候補合金系においてAl添加が最も効果的であり,Al添加合金はアクチュエータとして所期の性能を示すことを明らかにした。

シソーラス用語： ニッケル合金 ,  ジルコニウム含有合金 ,  バナジウム含有合金 ,  マンガン含有合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  *水素貯蔵合金 ,  アクチュエータ ,  *ヒステリシス ,  *吸着 ,  *脱着 ,  *水素吸着 ,  *水素脱着

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  ロボットの設計・製造・構造要素  (IC04013A)

引用文献 (29件)：

• 1) N. Tsagarakis and D. G. Caldwell: Autonomous Robots 15(2003) 21–33.
• 2) T. Tsuruga, S. Ino, T. Ifukube, M. Sato, T. Tanaka, T. Izumi and M. Muro: Adv. Robotics 14(2001) 579–595.
• 3) Y. Wakisaka, M. Muro, T. Kabutomori, H. Takeda, S. Shimizu, S. Ino and T. Ifukube: IEEE Trans. Rehabil. Eng. 5(1997) 148–157.
• 4) T. Hayashi, S. Ino, K. Sakaki, Y. Nakamura, M. Sato and S. Yoshimura: Abstracts of the International Symposium on Metal-Hydrogen Systems —Fundamentals and Applications—, (2012) p. 443.
• 5) K. H. J. Buschow and H. H. van Mal: J. Less-Common Met. 29(1972) 203–210.

タイトルに関連する用語 (7件)： 水素吸蔵合金 ,  ソフトアクチュエータ ,  Al ,  Fe ,  Cu ,  合金 ,  開発