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J-GLOBAL ID：201502262285242782   整理番号：15A0372058

可視光応答型酸窒化物電極の光電気化学特性に対する電解質の影響

Effect of Electrolyte Solution on the Photocurrent of Oxynitride Electrode for Photoelectrochemical Water Splitting under Visible-Light Irradiation

著者 (3件)： 伊澤千尋 (明治大 大学院理工学研究科) ,  伊澤千尋 (日本学術振興会) ,  渡邉友亮 (明治大 理工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 22  号： 375  ページ： 74-79  発行年： 2015年03月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,安定的供給が可能なクリーンエネルギーを太陽光と水から製造する技術の開発が注目されている。LaTiO₂Nは,可視光照射下において無バイアスで高電気化学的水分解が可能な光触媒である。しかし,光触媒電極による水の光電気化学的酸化反応においてエネルギー変換効率を向上するためには,助触媒,電解質の最適化が必要である。本研究では,Ti基板上に直接作製したLaTiO₂N膜について助触媒としてCoOxを担持し,異なる電解質(硫酸ナトリウム水溶液,リン酸カリウム緩衝液,ホウ酸カリウム緩衝液)を用いて光電気化学特性を評価し,光電流に与える電解質の影響を検討した。その結果,同一のpH条件で比較すると,電解質に緩衝溶液を用いた方が,非緩衝液より高い電流密度を示した。リン酸カリウム緩衝液に比べ,より高いpHで緩衝能を示すホウ酸カリウム緩衝液を用いた方が高い電流密度を示した。

シソーラス用語： *太陽エネルギー ,  クリーンエネルギー ,  *光触媒 ,  触媒活性 ,  分解反応 ,  光照射 ,  光触媒反応 ,  光電気化学反応 ,  *光電気化学電池 ,  ランタン化合物 ,  酸化物 ,  窒化物 ,  *チタン化合物 ,  電解質 ,  助触媒 ,  酸化コバルト ,  光電流 ,  pH依存性 ,  緩衝液 ,  電流密度 ,  電極材料 ,  電流電圧特性 ,  X線回折分析 ,  リン酸カリウム
準シソーラス用語： 光触媒活性 ,  *水分解 ,  可視光照射 ,  光電気化学触媒反応 ,  酸窒化物 ,  緩衝溶液

分類 (1件)： 太陽エネルギー利用機器  (QE05020H)

引用文献 (24件)：

• K. Takanabe, K.Domen, Chem Chat Chem, 4, 1485-1497 (2012).
• A. J. Bard, M. A. Fox, Acc. Chem. Res., 28, 141-145 (1995).
• M. Grätzel, Nature, 414, 338-344 (2001).
• C. Santato, M. Odziemkowski, M. Ulmann, J. Augustynski, J. Am. Chem. Soc., 123, 10639-10649 (2001).
• S. D. Tilley, M. Cornuz, K. Sivula, M. Grätzel, Angew. Chem. Int. Ed, 49, 6405-6408 (2010).

タイトルに関連する用語 (5件)： 可視光 ,  応答 ,  酸窒化物 ,  光電気化学特性 ,  電解質